- AI基盤
【AI活用】使用するプロンプトは、これ1つだけでOK!
プロンプトの書き方に困っていませんか?
最近AIをうまく使いこなせていないのはプロンプトの書き方が悪いから等の記事をよく見るようになってきました。
よく見る例としては、「これで完璧プロンプト10選!」のようなもの。
内容を見てみると…
- AIに役割・立場を与える
- 指示文・命令文と補足情報を分けて記載する
- なるべく具体的なプロンプトを作成する
- 自分がイメージする回答形式を記載する
- 曖昧な説明・表現を避ける
- 「~しないでください」より「~してください」を使う
- できるだけ新しいバージョンのAIを使用する
- 何回もAIとのやり取りを繰り返す
- 【画像生成AIの場合】画像の要素に優先順位をつけて指示を出す
- 【画像生成AIの場合】画像の用途や目的を伝える
と、いかにも使いこなすための10通りのやり方が書かれています。
ですが、こちらの書き方っていまいちピンとこないことってないでしょうか?
これを魔法の言葉を使ってAIに聞いてみると、実は簡単に精度が格段に上昇します。
その魔法の言葉とは…
この文章では、40点です。
足りない部分を自分で考えて、100点の内容にしてください。
そうです…AIに「パワハラ」をするのです。
こちらからもっとこうしてというよりは、自分で考えさせて修正させる。
令和というハラスメントに対してはかなり慎重に扱われる時代…。
そこを時代と逆行して、パワハラをしてみるのです…。
しかも、内容に対しても再度同じ文言を再度問いかけてみるのです。
よく深堀りするために「なぜなぜ分析」をしますが、その手法と同じことをAIにもしてみます。
※なぜなぜ分析とは、論理的に事象と原因の因果関係をつなげていき、解決に導く手法」
統制者3名、作業者8名が必要な作業です。統制者は、昼間の工事統制、夜間の工事統制、別の予備枠工事用の統制の3名になります。作業者は、2人ペアで工事をして、4班で実施する場合を考慮して8名になります。お客様に提案する資料として、どういうスライド構成にすればいいのか考えてみてください。
すると、AIは以下のように返信してきました。
なるほど、この作業体制をお客様に分かりやすく提案する資料ですね。
せっかくなら「一目で理解できる」構成にすると、お客様の印象も良くなります。こんなスライド構成はどうでしょうか?
初版:提案資料のスライド構成案
1. タイトルスライド
案件名(例:「〇〇工事における作業体制のご提案」)
提案日、会社名、担当者名
2. 概要(全体イメージ)
作業の目的・背景(なぜこの体制が必要なのか)
簡易な全体スケジュールや期間
3. 作業体制の全体図
統制者3名の役割分担(昼間・夜間・予備枠工事)
作業者8名(2名×4班)の構成イメージを図解
役割を色分けして視覚的にわかりやすく
4. 役割詳細
統制者:各時間帯や作業種別での統制内容
作業者:ペアで行う作業内容、4班の進め方
安全管理や品質確保のためのポイント
5. 作業スケジュール例
昼間・夜間の切替タイミング
各班の作業時間帯・進行順序
並行作業による効率化の説明
6. 安全・品質管理の仕組み
統制者によるチェック体制
作業者間の連携方法
リスク回避策
7. 期待できる効果
スケジュール短縮
作業品質向上
コミュニケーション円滑化
8. まとめ・ご提案ポイント
この体制を取るメリットを再確認
次のアクション(例:詳細スケジュール調整の打ち合わせ)
💡 ポイントとしては、
- 人数や役割は必ず図解して、ぱっと見で理解できるようにする
- 「なぜこの人数と構成がベストなのか」を理由付きで説明する
- メリットを最後にまとめて、お客様が「これなら安心」と思えるようにする
なるほど、なるほど。
雰囲気は伝わりますが、ここでパワハラ実行。
この文章では、40点です。
足りない部分を自分で考えて、100点の内容にしてください。
すると、AIからの回答が下記のようになりました。
わかりました!
今の構成案は「骨組み」はできていますが、100点にするにはお客様が安心できる根拠や数字・裏付け、そして見た瞬間に全体像が掴めるビジュアル化の指示が足りないですね。「40点 → 100点」に引き上げるために、以下のように強化した完全版をご提案します。
100点版:提案資料のスライド構成案
1. タイトルスライド
- 案件名(例:「〇〇工事における最適作業体制のご提案」)
- 提案日、会社名、担当者名
- 案件の簡単なキャッチコピー(例:「効率と安全を両立する最適チーム編成」)
2. ご提案の背景・目的
- 現状の課題(例:工期短縮の必要性、夜間工事の安全確保)
- 本提案の目的(例:「作業効率最大化」「安全管理の強化」「品質の安定化」)
- 重要性を示すデータや事例(※過去案件の成果や数値)
3. 作業体制の全体像(図解)
- 統制者3名(昼間統制/夜間統制/予備枠工事統制)をピクトグラムで表示
- 作業者8名(2名×4班)を色分けしてチーム図に表示
- 昼夜シフトを矢印やタイムラインで視覚的に示す
4. 役割と責任範囲(詳細)
- 統制者の職務内容(例:安全管理・進行監督・緊急時対応)
- 作業者の職務内容(例:機器設置・ケーブル敷設・検査)
- 役割分担の理由(例:「2名ペアにより安全確認と作業効率を両立」)
5. 作業スケジュール案
- 昼間・夜間の時間割(例:昼間 10:00~17:00、夜間 0:00~6:00)
- 各班の作業順序(ガントチャート形式)
- 並行作業による時間短縮の比較表(例:通常工期 vs 本提案工期)
6. 安全・品質管理の仕組み
- 統制者によるダブルチェック体制の図
- 作業者間のインカム・無線連絡体制
- 作業前・作業中・作業後のチェックリスト例
7. 期待される効果(数値化)
- 工期短縮効果(例:通常比20%短縮)
- 作業エラー削減(例:過去案件でゼロ重大事故を達成)
- コスト削減効果(例:人員効率化による〇〇万円削減)
8. リスクと対策
- 想定されるリスク(天候、機材トラブル、人員不足)
- それぞれの回避・対応策を表形式で提示
9. ご提案まとめ
- 人員構成の最適性(根拠付き)
- 効率化と安全性の両立
- 次のステップ(詳細調整・現地確認など)
10. 付録(オプション)
- 過去実績の写真や事例
- 関連する資格保有者一覧
- 工事後のサポート体制説明
💡 100点ポイント
- 数字・データで裏付けをつける
- 図解・色分けで視覚的に理解させる
- リスクと対策を明示し、「これなら安心」と思わせる
- 最後に次の行動を促し、商談が前に進むようにする
10個のプロンプトに沿って実施しなくても、この言葉1つで、流れがきちんとした10スライドの資料の目安にはなるのではないでしょうか。
いらない項目に関しては書かなければいいので、あくまでもAI側が必要だと思っている流れで提案してきてくれているので、必要な部分だけ取り出してもいいと思います。
このように「これで完璧プロンプト10選!の書き方」なんて小難しいことを勉強しなくても、AIに対して行うパワハラによって、素晴らしい資料ができあがりそうじゃないですか?
もちろん2回、3回と繰り返してパワハラをすれば、精度の良い資料が作成できると思います。
普段の業務では絶対にパワハラをしてはいけませんが、AI環境に対しては実施してもAI環境の中での出来事なので、問題にはなりません!
ぜひとも魔法の言葉を使用して、妥協のない成果を目指す皆さんの良きスパイスになれることを願っています。