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マイクロセグメンテーション -Akamai Guardicore Segmentation-②
こんにちは、IT基盤本部の K.Yuto & Y.Takao です。
今回のブログでは、筆者がAkamai社のマイクロセグメンテーション製品に関するベンダー資格(GCSA/GCSE)を取得した内容について、その製品&資格をご紹介します。
Akamai Guardicore Segmentationの概要
Akamai Guardicore Segmentation(以下、AGS)は、米国Akamai Technologies社が提供するソリューションで、ネットワーク内の通信をより細かく制御できるマイクロセグメンテーションを実現します。
AGSの特徴は、ネットワーク全体をアプリケーションやワークロード単位まで可視化できる点です。さらに、各デバイスにはアプリケーションなどの役割ごとにラベルを付与することにより、可視化の可読性が向上し、ラベルを活用したネットワーク制御ができます。
詳細については次回ご紹介します。
ベンダー資格について
今回筆者が取得した2つの資格、GCSA/GCSEはAkamai社が提供するベンダー資格で、マイクロセグメンテーション製品を扱うにあたって必要な知識を体系化した資格です。また、どちらの資格も研修(認定資格トレーニング)が提供されています。それぞれどのような資格なのか以下で簡単に説明します。
- GCSA(Guardicore Certified Segmentation Administrator)
➤セキュリティの担当者やネットワーク管理者が、セグメントやポリシーの設計などのセキュリティの設定する際に必要な知識を問う資格
- GCSE(Guardicore Certified Segmentation Engineer)
➤システム管理者が、AGSプラットフォームのアーキテクチャ、エージェントの導入・運用や他システム連携、運用者管理に必要な知識を問う資格
認定資格トレーニングの期間はGCSAが3日間、GCSEが2日間の計5日間にわたって実施されました。短期間で多くの知識を習得する必要があり大変ではありましたが、実際のラボ環境を触れながら学習できたため、理解を深めることができました。
どちらの資格においても、製品の技術仕様に関する細かい知識を問うというより、製品に対する考え方を理解しているかという問題が多く出題される傾向にありました。


おわりに
本記事では、近年注目されているAGSの概要、そしてベンダー資格(GCSA/GCSE)についてご紹介しました。
これらの資格を通じて、AGSに関する理解をより深めるきっかけになりました。マイクロセグメンテーションを活用したセキュリティ対策を考える上でも、基本的な知識や考え方を整理する良い機会となったと感じています。
今後AGSの導入を検討されている方や、より実践的な知識を身につけたい方にとって、GCSA/GCSEの取得は大きなステップになるはずです。
次回は、AGSの具体的な機能について、ご紹介する予定です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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